伊達道の駅集合して道路がアイスバーンのため洞爺湖経由で出発する。
疲れる冬道運転で雪深い新見温泉郷P場に到着。共同装備を振り分け各自15Kg
以上のザックを背負い歩き出す。重みと深雪でバランスを取るのが大変でした。
ゲートから除雪しており歩き易かったが道路工事中の現場で除雪も終了する。
ヘアピンカーブ左手の岡状にBC設営開始。手際良く設営完了。間もなく行動食
を摂って白樺山へ出発。曇り空で小雪が時々舞い風もなく深雪ラッセルも順調。
Cont892mを巻いて稜線で山頂へ向かうが何も見えず近づき山姿が確認できる。
頂上標識はエビのしっぽで覆われていた。会旗を掲げ記念写真。
滑走開始してあっという間に三角屋根が少し見える新見峠P場に到着。
登りのトレースに戻りBCまで林間コースをパウダーランする。
テント生活がはじまった。シェフ相馬の指示のもと、鍋のごった煮、刺身、沢庵、
ご飯炊き調理に掛る。 そして、宴会がスタート。既に寝支度で着込んでいる。
お腹も温まりホットな気分で歌まで合唱して大いに盛り上がる。
「星だ、星だ!」と叫び、見上げると冬空に光り輝く星が見えます。明日の天気を
期待し夜も更け、お酒も尽きたので就寝。 |
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温泉ゲートから除雪されたコースを行く。
何度か来ているがこんな事ははじめてでした。
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テント場はヘアピンカーブの少し離れた小高い丘に設営
降りしきる雪の中、出発の準備をする。 |
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テン場から道路をショートカットして白樺山を
目指す、右手のCont892を巻いてコルを目指す。 |
コルから頂上への登り、陽が差して風もおさまり
Sakai氏も満面の笑顔 |
Yama氏も続いてバンザイです。 |
頂上下でシーデポして登る。
いつも風が強い山頂が今日は穏やかでした。 |
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白樺山頂上で厳冬期登頂記念撮影。 |
白樺山をバックに新見峠で、パウダーランは最高でした。 |
二日目の朝は5時に起床。装備点検と食事準備などゆとりを取って7時過ぎに出発する。
天気は曇り空、小雪が時々降り、風無く気温マイナス7度。コース途中には深い沢の渡渉があり、
渡り易い場所を探しながら横滑りで降りる。急な斜面をキックターンで登りきると台地に出る。
ここで目国内岳と前目国内岳のコルにコンパスを合わせて元気よくラッセル。疎林で適度な斜面と
コースの長さは前目国内岳からの滑りが面白そう。
コルに到着。ここからは山頂が見えず、視界のきく範囲で時々みえる雪庇を避けながら進む。
幅の広い目標物の乏しい尾根は簡単にホワイトアウトになり山頂が目視できるまで立ち止まる。
ルート旗をたてながら進む、クラスト斜面を何度か乗り越えると目の前に巨大モニュメントの様な
まっしろな雪の構造物が姿を現す。 目の前にどっしりした存在感ある頂き、これぞ厳冬期の
目国内岳山頂の姿です。
直下でスキーを外して山頂に到着。厳冬期の登頂は初めてで早速、記念写真をパチリ。
周りはガスの中で展望は見えず残念。吹雪模様でまだ多少の視界があるうちに滑走準備をして、
下山開始。 クラスト斜面を注意して短く集合しながら滑り降りる。蛍光色のルート旗が良く見える。
分岐に着く。ここから沢渡りコースへのはじまり。コンパスをあわせてオープンバーンを滑る。雪質も
最高のパウダーを二度の集合を得て疎林にはいる。
台地上の滑走場所にでると二組のグループに出合う。お先に失礼してツリーランを十分に楽しむ。
一気に新見の沢川のスノーブリッジまで滑って渡る。他のパーティもどんどん降りてくる。
ここからはシールを張り付け道路まで登り、BCに戻る。
「食事はどうする?」「テントを撤収して温泉が先だ!」・・・入浴後ゲストルームで温かい汁物を御馳走に
なりました。
帰りは道路状態も良くなり17時頃、伊達道の駅で解散。冬山の醍醐味を満喫した合宿でした。
記録(酒井)
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テント生活は快適で料理も最高、やはり鍋は
体も心も温まり美味しかった。 |
日の出過ぎに出発準備。朝は忙しく
既に30分もかかってしまう。 |
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出発してから間もなく新見の沢川右股の大きな沢を渡渉してコルを目指す。
樹氷が素晴らしく気持ちの良い樹林帯の中を歩く。 |
コルに着く。風は弱く視界は良くない。 |
頂上から伸びる広い大きな尾根を
ラッセル交替しながら進む。
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右手には大きな雪庇 |
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分岐に蛍光色の旗を打つ
前方に山頂が見える |
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ガスが晴れて陽が当たり浮島の様な大きな山頂が現われる。 |
山頂裾を右手から回り込み頂上を狙う。 |
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山頂標識を掘り出し厳冬期の登頂を記念する。大展望を期待したが
ガスの中、風も強くゆっくりする暇もなく下山を急ぐ。 |
沢渡コースの素晴らしいパウダー
ツリーランを終えてBCに戻る。 |
いつもお世話になっている新見温泉ホテル
に下山報告をしてゆっくりと湯につかる。 |
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