午年の山だから来馬岳
平成26年元旦は午年に因み登別カルルス温泉に聳える“来馬岳”に登る。
朝早くに営業前のサンライバスキー場に集合した登別山岳会の精鋭メンバー6人は降り頻る
雪の中、新年の挨拶を交わし出発。
一昨日の下見ではスキー場リフト終点の5合目登山口からブッシュが大変多く未だ雪に埋も
れていない状況から山スキーからスノーシュ―に履き替えて登る。
深雪ラッセルと急登に手古摺る
年末まで雪が少なくここ数日の間に降り続いた雪、多少重めで膝上の深いラッセルを交替し
ながらどんどん登る。いつもなら大きな雪庇になる痩せ尾根ヶ所も今回は小さい雪庇。
7合目に到着。一汗二汗かいて水分補給の休憩をとり、ここから山頂までの登りが急になる
ので気を引き締めてスタート。吹き溜まりで胸までラッセル、足元が滑るスノーシュー操作など
履き慣れないスノーシュ―に手古摺りながらの急坂登り。
薄日が差し雲の間から青空が見えだす
一番登りで辛い時に薄日が差し青空が見えはじめた時に『山頂まで行くぞ!』と決める。
登山開始時から心の奥底で『吹雪模様だから今日は撤退ダ!』と思っていたが此処で
態度が変わる。勇気が湧く。そして、『あったゾウー!!』と9合目の標識が見えた。
鐘の鳴る来馬岳山頂で『ヤッホー』三唱
9合目過ぎから長いトラバースが続き山頂付近が見えだす。雲の流れは速く風は強い。
鐘が見える。来馬岳冬山が初登頂の佐藤さんが鐘を鳴らす。“リンリン・・・”と響きわたる。
メンバー全員が満願の初笑み。登別山岳会伝統の“ヤッホー”を声高だかに三唱する。
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雪不足で閉鎖中の上級コースをシール登行する。スノーシュ―を
ザックにつけている。ここのターンは抜き上げキックターンで決める。 |
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5合目に着く。かなりの汗をかく。一昨日のトレースが微かに残っていた。 |
急登が続くルートを交替しながら進む。我慢ガマン・・・。 |
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樹氷が綺麗でつい見惚れて記念写真。 |
樹氷その2です。その先の尾根向こうが登別温泉。 |
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7合目。天気も良くなり薄日も差し、青空も雲の間から見えだす。 |
更なる急な登りが我々を待っている。ほぼ夏道通りに登る。 |
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鐘の鳴る山頂、万歳!冬季初登頂の佐藤さん。 |
午年元旦の来馬岳登頂を成し遂げた登別山岳会メンバーです。 |
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