7月12日 幌別駅を14人で出発、苫小牧で1名合流。 先発隊は午前中に出て、
大雪湖防災センター周辺でテント設営して私達の到着を待っていて下さる。夜半に
到着すると、ヘッドランプを照らし出迎えてくれました。男性たちは全員揃ったので、
いっとき安着祝いをして就寝。
7月13日 5時起床の予定が3時半頃に起きだし気持ちは早くも“カムイミンタラ
雲上”へ導かれている様子です。銀泉台登山口にて、体操を済ませ二班に分かれ
て出発。山肌には多くの残雪が見られて、お花畑の状況が少し気になります。
急登を過ぎて花園をトラバースするところから雪渓が始まり、残念ながらお花は雪
の下の様です。日当たりの良い処は、雪も消えて花も見られるが、今年は例年に無
く残雪が多くて何度も雪渓を歩き長い急登ではアイゼンを使いました。
斜面を登りきると大展望が広がり、阿寒湖方面の山が見えました。駒草平に出る
と名前の通り、広い砂礫地一面に見事にコマクサが咲いて丁度見頃の様です。
この駒草平の一角に花の調査団が登ってきて、花の状況を調べているのに出合い
ました。赤岳の山頂には大勢の登山者がいます。快晴と三連休、そして、花の最盛期
で賑わっていました。
昼食後、今日の最大の目的地、白雲岳を目指して出発です。途中、小泉岳にも
足を運び白雲分岐に重いザックをデポし、身軽になって山頂を目指しました。
右手遠方には旭岳、北鎮岳、黒岳の山々が美しい残雪模様を残して望まれる。
雪が解けはじめると一時蒼い色の沼が見られるそうですが今日は雪渓の上を滑る
スキーヤーが一人見受けられました。 続く⇒
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早朝、防災センター前P場で登山準備
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銀泉台P場でストレッチ体操 |

花園の付近、雪渓を慎重にトラバース
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平山、ニセカウシュッペが鎮座
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白雲岳山頂からはトムラウシ山、オプタテシケ山、石狩岳や、そのず―と先には斜里岳も
望めるそうです。
さっそく、会恒例の『ヤッホー』を〜周囲の登山者から大きな拍手が湧き上がりました。
山頂の大展望と足元の花々をたっぷり楽しみ下山。
分岐まで戻り、今夜の宿泊地を目指して歩きました。冷たい雪渓の先に色鮮やかな黄色の
エゾノリュウキンカが沢沿いに咲いていました。
テント場は雪渓上で設営し、女性陣は小屋泊、男性陣はテント泊。
夕食はテントの中で全員で16名が夕餉ひと時、楽しく美味しい食事をいただきました。
上川町在住会友の智ちゃんが山のパトロールに来ており久しぶりにお会いしました。
明日はトムラウシ山に向かうとか、大雪山を守る大変な仕事、お気をつけて益々のご活躍を
祈ります。
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第二花園も雪渓です |
大型ザックを担いで余裕のWさん |
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第四雪渓を越えれば赤岳山頂、キバナシャクナゲが満開です |
吹流しの様なスジ雲が素晴らしい! |
7月14日 三日目も快晴の下山日和。小屋の前で御来光を拝み、ヒョッコリ顔を出
したシマリスにも会いました。今日は雪渓を横断して緑岳に向かいます。
緩やかな登りの路脇には沢山の花々が見られ楽しみながら歩きました。
山頂からは一気に岩のゴロゴロした急斜面を下るので足元注意で慎重に下山。
眼下に平坦な刈り分け道が見えて、その先にお花畑が有るはずなのだが、やはり
雪渓に覆われてみる事が出来ませんでした。
予定よりも2時間早く高原温泉に到着。『下界』で待機のお二人が銀泉台P場から
3台の車を回送していただいて下山後はすぐに温泉浴が出来ました。
お二人に感謝です。おまけに来年登る山を下見してきた!とかで、どんな山か?
今から期待大です。
三日間快晴の中、カムイミンタラ雲上コースを歩き皆さんの心に沢山の思い出が
残った事と思います。
計画を立て、皆の安全に気を配って下さったチーフリーダ、各班のリーダやサブ
リーダ、先発隊や下界組。そして、食糧班やドライバーの方々に感謝を申し上げ
ます。ありがとうございました。
記録 ツガワ |
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チングルマも満開です |
赤岳隣に北鎮岳の白鳥が見えます |
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イワブクロも満開です |
赤岳山頂にもあのスジ雲が |
初日一番登頂赤岳全員元気に万歳 |
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赤岳から白雲岳避難小屋へ |
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出発前の記念写真 |
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初日最終頂上(白雲岳)制覇・全員でヤッホー!! |
カラフルなテント(残雪の上にも |
緑岳への分岐 |
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高山植物(アズマギク)が今が盛りと。 |
バックのトムラウシ山と一緒にハイポーズ |
夏山合宿最終(緑岳)を全山完登したメンバー達 |
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